三国志13の無印のレビュー

公開日: :

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三国志13の本編モードですね。今作では全武将モードが最大のウリなので君主プレイ、軍師プレイ、一般武将プレイ、在野武将プレイなどをそれぞれプレイしたのと、シナリオも目指すような形でのプレイとそれぞれやってみました。

結論から言うと現時点では個人的な感想としては凡ゲーです。悪くも無いけど人に薦めるほどでも無いという感じですね。

総評

★★★☆☆

君主プレイでプレイするのが無印の現時点でバーション1.01ですが、一番面白いです。逆に言うとコレだったのなら全武将プレイの意味が見いだせないというか、全武将プレイでなく、信長の野望・創造と同じように国盗りに特化して売りだしてもらった方がユーザーも迷いがなく国盗りを楽しめたような気もしますが、君主プレイは悪く無いです。おそらくベースが信長の野望・創造なので、それの城を少なくしたバージョンと言った感じでしょうか。

領土が日本みたいに細長くない関係上どでかい中国大陸を国盗りしていくには距離があるので色々考えないと後手後手になります。難易度を高く設定すると君主プレイはやる事が多くて楽しめると思います。

ただ、逆に言うと他の身分でのプレイが酷い。軍師プレイでも出世が早すぎてすぐに都督とかになってしまう。それだと軍師プレイはできないのに、君主でも無いので何か微妙な感じ。逆に出世したくないので自分の能力の方が仕事が出来るのにあえて自分以外の能力が低い武将に任せたりと何でこんな事にゲームなのに気を使わなければいけないのかと問いただしたい(笑)。もちろん都督を断れればそれに越したことは無いのですが、断れないので勝手に最終的には都督になります。

一般武将でもこれまた出世が早すぎて三国志の世界で立身出世するという感じでは無く、ゆったりまったりやりたいのにすぐに全てを任せられる立場になってしまう。

特に在野が一番ひどく、何も出来ない。選択肢としては武将と仲良くなって能力を高めるか、仲良くなった武将で旗揚げするか、どこかの勢力に仕官するかくらいしか選択肢が無い。

在野では自由気ままに三国志の世界で中心的人物が世界を動かしている横でひっそりと三国志の日常を送りたい、生活してみたいという願望を満たすのがこのプレイ最大の楽しみだと思うのでボリューム的に厳しいにしても何かしらイベントがあったり、自宅でまったりしたり、山賊退治したり、生活を送れるようになれば完璧ですが、まったくそれが無い。

という事でさすがに太閤立志伝並みのクオリティは無理だと分かっているものの全武将プレイと題しているので少なくとも在野で何か出来ないとお話にならない。

これだと全武将プレイでなくても旗揚げするだけなら信長の野望・創造のように新規勢力でスタートすれば同じ事ですし・・・。

絆システムは悪くない

絆イベントはランダムイベントもあると思うのですが、例えば劉備だったらお酒を探しに行くイベントだったり、書物を探して購入するイベントだったりと様々、でも武力が高い武将の場合は一騎打ちが発生するイベントがあり、強い武将の場合はそれに打ち勝たないといけないので超低スペックの場合は無理かも。君主とかだと一緒に戦場で戦うと絆になったりします。

でも現実的にも一騎当千の武力系の武将と舌先三寸の知略武将が仲良くなるのは大変だと思うのでこれはこれでありな気がします。

仲良くなるには戦場で一緒に戦う以外だと宴会で知り合って、名品をプレゼントしまくるという方法や同じ勢力の場合は仕事を手伝ってあげる事で仲良くなるんですが、他勢力の場合は大体は名品を贈るのがベター。でもお金が貯まるのが遅いのでそんなにポンポン仲良くなれないのが不満。

せめて君主とかなら国庫からお金を引き出させてくれればまた違うような気もします。絆システムとは直接は関係無いですが、それが出来ないのが不満。

結婚する意味が無い

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ほんとこれ。結婚しても子供が生まれない。創造の時は弱小プレイする時は外交で他勢力と結婚して嫁or旦那を貰い子孫を残してみたいなプレイが可能で、弱小大名だからスペックもそれなりなんですが、そういうやりくりが面白かったのに子供は生まれないし、嫁とのイベントも無いのでぶっちゃけ意味が無いです。

絆が深まる事で自分から離れていかないという事と、特技レベルが上がるというメリットもあるのですが、PKでは是非実装してもらいたい要素です。

君主プレイも結構めんどくさい

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おそらく唯一面白い感じの君主プレイですら、ずっとプレイしていると様々な所でユーザーの疲労を軽減出来ていない。そもそも繰り返し遊ぶゲームなのでいちいち部下に命令しないといけないというのがかなり面倒。任務が終わる度にいちいち設定しなければいけなく、それがある程度の規模になるとこれが非常に面倒な作業に様変わりする。

敵拠点を落とすタイミングを伺いながら、敵との外交関係も気にしながら、部下の面倒も見て、部下の居城も君主が決めて、部下が育っていないと出撃できる数に限りがあるから細部まで見渡していないと敵に攻められた時に困るから割りとしっかりと考えなければいけない。さらに新規武将とかの場合は絆を結んで仲良くなるという事を同時に求められる。じゃないと勝手に下野されまくる。仕事かよとツッコミを入れたくなる面倒くささ。マネージメントにも限界があるぞと。仕事なら面倒でもお金を頂いている関係上真剣に向き合う事も出来ると思いますが、あくまで娯楽としてのエンターテイメントをユーザーは求めているのでさすがに疲れます。逆に面倒な事が増えれば増えるほど燃えるという人もいるのかもしれないですが、信長の野望・創造のようにスッキリしている方が国盗りに専念出来るし。全武将プレイなら全武将プレイで中国大陸での人生をプレイしたいなあと。

システム周り

バーション1.01の話しですが、とりあえず現状オートセーブが無い。これが痛すぎる。アップデートのパッチでこの辺は解消するとは思いますが、クラッシュして落ちたときの被害がでかすぎる。

でも何だかなんだ文句言いながら寝食忘れてむちゃくちゃプレイしているという事実

細かい不満点とかありまくるんですが、この手のゲームは現時点ではコーエーさんしか出していないのでやっぱり面白いんですよね。三国志の世界の中で色々妄想しながら、武将のエピソードが頭に入っているとより面白く、脳内補完が効くゲームなので三国志ファンなら楽しめると思います。

ただ、そこまで三国志が詳しくないという方や迷っているという方は素直にPK待ちでもいいと思います。

個人的には全武将プレイを冠しているのなら主人公に焦点が当たるようなゲームだと嬉しいのですが、現状としてはそれはおまけで三国志の世界に焦点があたっているゲームという印象を強く受けました。

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