『ウォッチドッグス』の初週セールスが400万本超えを達成したからレビュー、こんなに売れたのは一番作りこまれた箱庭だからだと思う
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海外版が5月27日に発売し、かなりの勢いでバカ売れしたのですが何と400万本超えを達成したとの事です。これは新規タイトルでは最速で、記録を塗り替えた偉業だという事です。
では何故こんなにも売れたのかを海外版をローンチと同時に購入して遊んでいる僕なりに書いていこうと思います。
作りこまれたMAPはちゃんと箱庭してる
まずこれが一番の違いじゃないかと。まず箱庭(オープンワールド)って言葉を聞いて皆さんがイメージするのは箱庭の中ならどんな遊びも可能だという事ではないでしょうか。
だけど実際箱庭系のゲームを遊んでみるとそうではなくて、ただ広いMAPが用意されているという印象を盛大に受けるはずです。箱庭なんだけど建物には入れないし、街を歩いている住民を観察すると言っても知らない通行人を10時間もストーキングしたってしょうがないという感想しかないですよね。
ここがウォッチドッグスが今までのゲームと決定的に違う点だと言う事。
作りこまれた街並は次世代機によってガイドブックを見ている感覚で町並みを見る事が可能になりました。ウォッチドッグスはシカゴが舞台ですが、大きすぎないMAPによる恩恵なのか、街全体をくまなく歩いても変化が感じられます。
ただこれだけだと、ただ次世代機になって解像度が上がっただけという風に受け取られると思うので、そういう事ではないと否定しておきます。
住民一人一人をハッキング出来る
その決定的に従来の箱庭と違う点は住民一人一人をハッキング出来る点。住民一人一人をハッキング出来るという事は個人情報が閲覧出来るという事です。
ゲーム内ではスマホで個人情報を抜き出しているのですが、ゲーム内画面だとGoogleグラスのようなウェアラブル端末で見ているようなゲームデザインになっているので視覚的に一瞬で住民の個人情報を閲覧出来るようになっています。
何歳なのか、どの位の貯蓄額なのか、メールの内容や、電話の内容も盗聴出来ます。これは箱庭で住民に愛着が湧くというのも一役買っているのではないでしょうか。
あいつあんなチャラい感じなのに何百万も貯金してるじゃんwwとか、ビジネスマン風なのに全然貯金ないじゃんwwとか、色んな住民観察が出来ますね。
そして、ただ住民観察ゲーで終わらないのがウォッチドッグスのハッキングシステム。住民の貯蓄をハッキングで盗むことが可能です。盗める額はスキルによって変わってくるのですが、僕は1万$以上ハッキングで入手しました。一人でです。
日本円にして100万近いお金を一瞬で盗み取るというスゴワザ。超能力を使って敵を倒すという行為がなんだか虚しくなります。
基本がちゃんとしている
そして何と言っても基本的なゲーム部分がちゃんとしているという事が地味だけど大事です。
服を変えられたり、銃の種類、クラフトアイテムの数、スキル、レベルの概念、ゲームのレスポンス、車の種類、ストーリー、サイドミッション、やりこみ要素、収集要素、オンライン要素、マルチで対人間に買った時の脳汁要素などなど。上げたらキリがないんですが、今まで箱庭ゲーというジャンルでみんなが遊んでこれだけはあったら楽しいよねって要素は全部てんこ盛りで入っています。
ハッキング要素だけが注目されますが、こういう基本的な要素がしっかりしているからこそハッキングの要素がしっかり引き立つのだと思います。
シングルだとやり込み含めて100時間以上は遊べるボリュームです。
マルチプレイはダークソウル並に脳汁が出る
ウォッチドッグスのマルチプレイは5つモードがあります。その中でも代表的なのがハッキングシステムを使ったものです。シングルプレイをしているといきなり侵入されます。感覚的にはダークソウルと全く同じと言っていいと思います。
もちろん自分で召喚する事も可能です。ホントダクソのまんまの感覚です。
で、侵入してきたら対決するんですが、もちろん現代なので剣や魔法で戦ったりはしないです。ハッキングにはハッキングで対抗です。住民に紛れているので、一人ずつあぶり出します。
で、見つけた時の脳汁感がヤバイです。これはダクソなんかと同じで、よっしゃーざまあwwwwという感じは同じですね。
首切りジェスチャーはないけど。
まとめ
新規IPでこんなにバカ売れしたのは期待値より上を行かれた完成度だったからではないでしょうか。ハッキングシステムという斬新さだけだったらコケたかもしれませんが、想像より上を行かれた箱庭に縦マルチの恩恵も合って売れたのだと思います。
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